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硫黄島に死す 城山三郎(アマゾン)
昨年末硫黄島からの手紙という映画が公開されて
硫黄島について知る人は多くなった。
そんな訳もあってか
はたまた8月だったからなのか
近所の本屋で硫黄島関連を中心にその他、第二次世界大戦に関係する小説が
まとめてコーナーになっていた。
あまのじゃくだから普段横積みになっている本や特別なコーナーにある本は読まない私だが
前に城山三郎の「落日燃ゆ」を読んで素晴らしく感じたので
硫黄島に死すを手に取った。

2007新潮文庫の百冊として推されているこの本は
7編の作品からなっている。
表題の「硫黄島に死す」は映画でも有名になった男爵(バロン)西こと
西竹一(Wikipedia)氏の人柄、生い立ちから立場や硫黄島での戦闘、死に様までを描いている。
ほか、戦争と言うものに巻き込まれたその人達の人生が
その時から如何に動き、その後の生活や人生に影響を及ぼしたのか
個人の感想や評論などをメッセージとして強く主張することなく
とにかく淡々・・・連ねている。

感想などおこがましく
私ではとても言葉が足りずに書けるものでもないが
その時代に生き、また亡くなった人々が特別な人々でなく
自分(私)がその様を淡々と見つめてきたように思わせるのはすごい。
この中で「青春の記念の土地」という話があるが
読んだ後、主人公の良吉という男性の気持ちがわかるような気がした。
私はその時代に生きてきた訳じゃないが
時代によって誰にでも起こりえたことで、持ち合わせざるをえない感情があることを
強く感じた。
平和な時代に生まれた後世の者から見れば「時代に翻弄される人々」なのだが
その時代に生きている人達は現代に繋がるその時の今を生きている。
明らかにメッセージを主張した作品で与えられる感情も大切だけど
この本は材料だけを与えて
あなたがこの時代に生まれ生きたなら?この場所に身をおいていたら?と
聞かれる訳でもないのに考えてしまう。
そんな1冊だった。
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